小学校の入学準備っていつから始めるのがいいの?
お子さんの入学が近づくと、いつ、何から準備したらいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
この記事では、小学校の入学準備のスケジュールや、必要なものリスト、準備にかかる費用についてお伝えします。
費用を抑えるコツや入学準備に便利なアイテムを我が家の体験をまじえながら紹介します。
小学校の入学準備はいつから始める?
小学校の入学準備、いつから何をはじめたらいいのか見ていきましょう。
小学校入学までのスケジュールは、お住まいの自治体によって異なりますが、一般的な目安は以下のとおりです。
4~8月 | ランドセル購入 |
10~11月 | 就学前健診 |
10~2月 | 学童申し込み |
12~1月 | 入学通知書受け取り |
12~1月 | 入学式用の服の準備 |
2月 | 入学説明会 |
説明会~入学式の間 | 必要な物の準備 |
4月 | 入学式 |
実際の日時については、入学先が公立なら自治体公式サイト、私立なら学校公式サイトを確認しましょう。
4~8月 ランドセル購入
ランドセルの購入は、4月~8月に購入する人が多い印象です。
大手ランドセルメーカーでは、入学前年の10月からカタログ請求が始まり、入学する年の2月から予約受付が開始されます。
我が家の周りでは5~6月あたりに予約している家庭が多かったです。
人気のモデルやカラーは、早めに予約受付が終了したり売り切れたりする可能性もあるので、お目当てのランドセルがある場合は早めに動きましょう。
夏頃までに購入を決めると、早期割引特典がもらえる場合もあります。
5~15%割引など、お得に買える可能性があるので、お目当てのメーカーをチェックしてみるのがおすすめです。
1~3月でもランドセルは販売されているので、特に問題ありません。
我が家はゴールデンウィークに店舗へ見に行きましたが、かなり混雑していました。
ゴールデンウィークや夏休みを利用して、祖父母と一緒に見に行く家庭も多いようです。
混雑を避けたい場合は夏以降がよいかもしれません。
10~11月 就学前健診
9~10月ごろに自治体から就学前健診の案内が郵送され、10~11月ごろに、入学予定の小学校で心身の健康状態や予防接種歴を確認する「就学前健診」があります。
一般的な内容は内科、眼科、耳鼻科、歯科、視力検査、聴力検査、個人面談などです。
必要に応じて、入学までに個別に検査を受ける必要がある場合もあります。
同じ自治体でも小学校によって日程や時間が異なるので、事前に通知される日時を確認しましょう。
10~2月 学童申し込み
学童の申し込みは10~2月ごろです。
状況によっては入学後の申し込みも受けつけてもらえるケースもありますが、早めの申し込みが安心です。
自治体公式サイトなどでいつから受付開始か、チェックしておきましょう。
12~1月 入学通知書受け取り
12~1月ごろになると、住民票のデータを元に入学通知書が郵送されます。
入学説明会の日時の案内も同封されている場合もあります。
入学通知書は入学式で必要になるので、大切に保管しておきましょう。
2月 入学説明会
2月ごろに入学する学校で説明会が開かれます。
先生から学校の時間割や学校生活、登下校についてなどの説明があります。
教科書や体操服などの学用品のサンプルが見られたり、体操服や上靴などの注文を取ったりする場合もあります。
小学校生活で気になることがあるときは、事前に質問したいことをまとめておき、説明会で聞いておけると安心です。
説明会~入学式の間
2月ごろの入学説明会で、入学式までに用意する物のお知らせがあります。
説明会の場で、注文できる物もあります。
それとは別に個人で用意する物は、説明会が終わったらそろえ出しましょう。
学校によってはキャラクター物が禁止などのルールがあるので、説明を聞く前に買ってしまうと買い直さなければならなくなるかもしれません。
ランドセルや入学式用の服は、好みのデザインが売り切れてしまう場合があるので、説明会前に早めに購入しておくのがよいでしょう。
ただし、入学式で着る服や靴はあまり早めに買うとサイズアウトしてしまう可能性もあります。12~1月ごろがおすすめです。
小学校の入学準備 必要なものリスト
入学説明会が終わったら、必要な物をそろえ始めましょう。
ランドセルや入学式用の服・靴は、説明会前でOKですが、各学校でまとめて購入する物やルールが決まっている物もあるので、説明を聞いてからのほうがダブりや買い直しが避けられます。
すぐに必要なもの
- ランドセル
- 入学式用の服・靴
- 通学用の靴
- 上靴
- 上靴袋
- 体育館シューズ
- 体操服
- 名札・ゼッケン
- 赤白帽子
- 給食袋
- ランチクロス
- 箸
- 水筒
- 道具箱
- 文具(筆箱・鉛筆・赤青鉛筆・消しゴム・下敷き・自由帳・鉛筆削り・定規・はさみ・のり)
- ハンカチ
- ポケットティッシュ
- 傘
- レインコート
- 長靴
基本的に教科書や道具箱などは手続きなどは不要です。
学校によって道具箱の中身や個別に準備すべき物が異なります。
園で箸とスプーン・フォークのセットを使っている場合は、箸だけのタイプを用意しましょう。
学校へ着ていく服も、学校によってはルールがあります。
子どもが通っていた小学校では、次のようなルールがありました。
- 動くとシャカシャカと音がするウインドブレーカーやダウンは通学時のみOKで学校にいる間は脱ぐ
- フードが付いている服は引っかかって危ないので基本的にNG
プール用の水着や帽子などは夏が近づくと学校で注文を取ることが一般的です。
習字や絵の具セット、彫刻刀セットなども必要になるタイミングで一括で注文を取ることが多いでしょう。
気になることがあれば、入学説明会でまとめて質問しましょう。
必要に応じて購入する物
- 防犯ブザー
- 見守りGPS
- 移動ポケット
- ランドセルカバー
- 学習机
防犯ブザー・見守りGPS
防犯ブザーは安全のためにも用意しておきましょう。学校でもらえる地域もあるようです。
子どもの居場所を知りたい、学校まで距離があるといった場合は、「見守りGPS」が便利です。
本体価格5,000円~、毎月500~600円ほどで子どものいる場所がスマホで確認できるので、ぜひ検討してみてください。
我が家は学校と自宅が離れていてみまもりGPSを購入しましたが、帰宅が遅くなっても居場所がわかるので、とても重宝しています。
移動ポケット
ポケットを着脱できる「移動ポケット」があると、ポケットがないスカートやズボンを着用しているときもハンカチやティッシュが持ち運べます。
ランドセルカバー
ランドセルを雨や傷から保護したい場合は「ランドセルカバー」もおすすめです。
保護する以外にも自分のランドセルだと区別したりおしゃれにしたりするメリットもあります。
学習机
学習机は、必要なタイミングで購入するのがよいかと思います。
低学年のうちはリビングやダイニングのテーブルで学習するケースも多いので、専用の学習机がほしくなったときに検討するほうが、そのときに合ったサイズや好きなデザインを選べるでしょう。
小学校の入学準備 どこで購入する?
学校でまとめて購入する物は、説明会で注文を取るので特に手続きなく購入できます。
学校で購入できる物と個人で用意する物に分けて、紹介します。
学校で購入するもの
- 教科書
- ノート(初回のみの場合が多い)
- 道具箱
- 連絡帳
- 体操服
- 赤白帽子
- 名札・ゼッケン
- 上靴
体操服や帽子、ゼッケン、上靴などは説明会でサンプルが置かれていてサイズをチェックできました。
必要なサイズ・数量をその場で注文して帰るといった流れでした。
個人で用意する
個人で用意する物は、お好みの店舗で購入したり手作りしたりする方法があります。
- 大型ショッピングモール(イオンなど)
- 文具専門店
- 地域の制服・学用品専門店
- ネットショップ(Amazon・楽天など)
- ネットフリマ(メルカリ・ラクマなど)
- ハンドメイドショップ(minneなど)
一気に全部そろえたい!ときは
イオンやイトーヨーカドーなどの大型ショッピングモールに行けば、ほとんどがそろいます。
おしゃれなフォーマル衣装がほしい!ときは
入学式用の服や靴は、費用を抑えるにはメルカリなどを利用する方法もありますが、新品でいいものがないときは、キャサリンコテージがおすすめです。
おしゃれなデザインのフォーマル衣装が、比較的安く販売されています。
ハンドメイドがいい!ときは
給食袋やランチクロスは園で使っていた物をそのまま使えますが、新しく必要な分を手作りするのもよいですね。
手作りする時間がない、裁縫が苦手といった場合は、minneなどのハンドメイドショップがおすすめです。
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個人的に、入学準備をする際に便利だったのは、名前シールや名前スタンプです。
スタンプなら道具箱のおはじきなど手書きしにくい小さい物や布にも、簡単に記名できます。
個人的には、お名前スタンプのほうが汎用性が高いかなと思います。
白紙のシールにお名前スタンプを押せば、お名前シールにもなりますよね。
インクさえ買い足せば繰り返し使えるので、長く使える点もコスパもよく、おすすめです。
お名前スタンプやお名前シールは、ネットショップなどで販売されています。
オーダーメイドで、発注から受け取りまでに時間を要するので、早めに注文しましょう。
小学校の入学準備にかかる費用
入学準備で必要な物の購入費用の相場は、公立では8万~15万円ほど、私立では10~25万円ほどです。
必要な物 | 購入費用の相場 |
---|---|
ランドセル | 3万~10万円程度 |
体操服(上下) | 4,000~5,000円程度 |
上靴 | 1,000~4,000円程度 |
体育館シューズ | 1,000~4,000円程度 |
上靴袋 | 1,000~3,000円程度 |
入学式の服・靴 | 1万円程度 |
学習机 | 2万~8万円程度 |
文具類 | 5,000円程度 |
費用を抑えるコツ
費用を安く抑えるには、次の方法がおすすめです。
- メルカリなどで中古品を購入する
- お下がりを譲ってもらう
- セール時にまとめて購入する
- ランドセルは早割特典やアウトレットセールを活用する
メルカリやラクマなどで中古品を購入したり、知り合いの子のお下がりを譲ってもらったりする方法があります。
入学式の服や靴は使用頻度も低いので、メルカリなどで安く購入すると節約できるでしょう。
ランドセルは夏頃までに購入する早割がお得です。
また、秋ごろになると型落ち品が安く買えるアウトレットセールを開催するメーカーもあります。
小学校入学までにやっておきたいこと
持ち物をそろえるほかに、入学するまでにやっておきたいことやできるようにしておけるとよいこともあります。
我が家の子どもが入学する前に説明会で先生から指摘されたのは、次の点です。
- 通学路を確認する
- 生活習慣を整える
- 和式トイレを使えるようにする
- 給食の練習をする
通学路を確認する
どの道を通って学校へ行くのか、一緒に学校まで歩いて確認しましょう。
特に登校班がない地域では、ひとりで学校まで行けるように練習しておくと安心です。
交通量が多い場所や危険な場所をチェックして、交通ルールなどをおさらいしましょう。
生活習慣を整える
早寝・早起きすることや、朝ごはんをたべるなど生活習慣を整えておくことも大切です。
幼稚園や保育園とは、起きる時間や家を出る時間が変わるので、新しい生活に合わせて慣らしておきましょう。
和式トイレを使えるようにする
一般的に公立の小学校のトイレは、和式が多いです。
園や自宅の洋式のトイレしか使ったことがない場合などは、和式トイレの仕方も練習しておきましょう。
給食の練習をする
みかんの皮をむいたり、飲んだあとに牛乳パックをたたんだり、スムーズに給食を食べて片付けができるようにしておいてくださいといったお話もありました。
食べる時間が短くなったり配膳作業があったりと、幼稚園や保育園とは食事の時間の過ごし方も少し違うので、少し意識してみるのもよいですね。
小学校の入学準備は年長さんの春から始めよう
小学校の入学準備は、まずランドセルから始めるケースが多いでしょう。
その後、就学前健診や入学説明会など参加すべきイベントがあるので、日時をチェックしましょう。
本格的な必需品の用意は、入学説明会で詳しい説明を聞いてから始めると、買い直しなどの失敗を防げます。
アイテムの用意だけでなく、通学路の確認や生活習慣の見直しなどもしておけると安心ですね。
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