子育てで毎日イライラしてなんだか自己嫌悪…
子育ては「イライラ→怒り爆発→自己嫌悪→イライラ」のループになりがち。
でも親のイライラが子に伝わることで子供の心に悪影響を与えてしまうことや
パパママ自身が追い詰められてしまうことだってあります。
私も子供が今より手のかかる頃、毎日イライラして自己嫌悪でした…
でも、昨日よりもイライラを減らして穏やかなママになる方法はあります。
「アンガーマネジメント」を知ることで、イライラがコントロールできちゃいます。
もちろんイライラがゼロになるわけではありませんが
自分自身を客観的にみることもできて、はるかに穏やかになれます。
この記事ではイライラをコントロールするアンガーマネジメントで
子育てのイライラをできる限り減らす方法についてまとめました。
子育て世代の方々
一読の価値ありの良書をおすすめします!
こんな方に読んでほしい
- 毎日子供のグズグズ・イヤイヤに怒鳴ってばかりで自己嫌悪
- 本当はもっとおおらかなお母さんでいたいのに、どうしていいかわからない
- 怒りっぽくなるのは心が狭いから?と思ってしまう
- 正しい𠮟り方や伝え方がよくわからなくて子供への悪影響も心配
この記事でわかること
- アンガーマネジメントでできること
- アンガーマネジメントで子育てのイライラを最低限にする方法
- 普段からイライラや怒りの発生源をたっておく方法
子育てに特化したアンガーマネジメント本
著者は2人のお子さんのお母さんでありアンガーマネジメント講師の篠真希さん。
「母親のためのアンガーマネジメント入門講座」を日本で初開催した、まさに”お母さんの怒り”をコントロールする専門家です。
アンガーマネジメントとは?
アンガーマネジメントとは
アメリカで生まれたとされている怒りの感情と上手に付き合うための心理トレーニングのこと。怒らないことを目的とするのではなく、怒る必要のあることは上手に怒れ、怒る必要のないことは怒らなくて済むようになることを目標としている。
(「日本アンガーマネジメント協会」HPより抜粋)
このイライラをコントロールする「アンガーマネジメント」というテクニックを使えば、
子育てで感じるイライラを最低限におさえられるというわけです。
アンガーマネジメントでできることって?
怒りやイライラを感じるのは人間として自然なこと。
当然アンガーマネジメントで怒らなくなるわけではありません。
ただ怒りやイライラの感情が出たときの対応の仕方で
- 怒りやイライラに自分自身をとらわれない
- 余計な怒りに振り回されない
- 怒りの増大や連鎖を減らす
- 客観的に自分をみる
このようなことができます。
余計なイライラで消耗しないで済む!
この本のポイント①共感する子育てイライラエピソード
まず知るべきは子育てのイライラは全母共通のものであること。
この本には著者自身のリアルな子育て実体験が随所に盛り込まれています。
母である人であればだれもが共感すること請け合いです。
あるある!と頷けるリアルな具体的エピソードにクスッと笑える4コマ漫画も紹介されており、
サクサク読み進めることができます。
こんな風に思ったことありませんか?
周りのお母さんたちはなんで
あんなに優しく平然としていられるんだろう?
イライラを感じると同時に周りと比べてしまい、劣等感にさいなまれることもあると思います。
でもこの本を読めば母である人であれば同じ思いをしているとわかります。
個人によってタイミングが違うだけで周りと比較する必要もないんです。
本書では”お母さんの怒りポイント”がかなり網羅されています。
怒鳴る代わりに、子供に冷たくあたってしまうということもあります。
引用元「子育てのイライラ・怒りにもう振り回されない本」篠真希(すばる舎)
「……なに?」と冷たく答えたり。顔もむっつり、冷たい視線を送ってしまったり。
引用元「子育てのイライラ・怒りにもう振り回されない本」篠真希(すばる舎)
子育てはイライラを感じる条件が勢ぞろいしている
人は何かの条件が合わさることでよりイライラしがち
より一層怒りを感じやすいシーン
- 心身が疲れている時
- 心に余裕がない時
- 責任感を感じる時
子育て中はまさにすべて条件がそろっている状態です。
ただその怒りを感じやすいか、そうでないかは
その出来事に対する「意味付け」をする自分自身でコントロールできる
と著者は述べています。
まず子育て中にイライラを感じるのは当然のことと認識しましょう!
この本のポイント②「怒り」の正体とそのコントロール法を知ろう
そもそも「怒り」ってなに?
という話になります。
「怒り」の発生源はネガティブな感情
「怒り」を引き起こしやすくさせるものがあります。
それがネガティブな感情です。
- 疲れ
- 寝不足
- 時間的な焦り 【例】〇時までにお風呂に入れなきゃ!
- 不満 【例】「何度同じこと言わせるの!」
- 不安 【例】誰も手伝ってくれる人がいない
- 劣等感 【例】周りのお母さんと比較してしまう
- 責任感
まずこれらの感情があって、
このネガティブな感情が蓄積されることで「怒り」が引き起こされます。
動物が危機を感じたときに体内で分泌される「アドレナリン」=「怒り」です。
ネガティブな感情の蓄積 →→ 怒り(アドレナリン)
「怒り」をコントロールする方法
「怒り」のピーク時間は6秒。
つまりこの6秒間はアドレナリンに支配された状態といえるため、
ここをどう過ごすかが重要となりそうです。
すぐに実践できる怒りコントロール法が
わかりやすい具体例や4コマ漫画とともに解説されています。
怒りをコントロールする方法の一部
- 「意識をそらす4つの方法」(呼吸リラクゼーション、その場から離れるなど)
- 「怒りを超客観的に見つめてみる」方法(怒りに温度をつける、紙に書きだす)
- 「『心のコップ』の水があふれる前に抜く習慣」(幸せを感じたことを記録するなど)
私がよくやる方法は、怒りを感じたら
- その場から離れる(トイレや別の部屋へ行く)
- 6まで数える
- 「自分怒った!」と自覚する
瞬間的な怒り対処法と日常的に怒りをコントロールする習慣があります。
1と2の一部は怒りのピーク6秒間をコントロールする方法。
2の一部と3は、怒りとなって現れる前に、発生源のネガティブな感情を蓄積させない方法ですね。
怒り発生源をたっておくために「紙に書きだす」
「紙に書きだす」はとても効果的だと思いました。
怒りに対してと幸せを感じたこと、ふたつに対して書き出します。
怒りに関しての書き出し方は、
その日の夜など冷静になった時に
「何に対して、どうして怒りを感じて、どうしたのか」
を書き出して、それに対し冷静になった自分の感想や反省、次回の対策を思うまま書いてみます。
すると気持ちが吐き出せてスッキリでき、
さらに次に同じような場面になった時には少し冷静でいられたりします。
”次に同じことがあったら、大きな声で叱る前に一旦深呼吸してトイレに入ろう”など
次に備えて対策を立てることも良いですね。
また、楽しかったことや嬉しかったこと、家族に感謝したいことを
1日の終わりにメモしておくのもおすすめです。
小さなストレスや不満がたまった時にそのメモを振り返ると、
支配されていたネガティブな感情から解放されることがあります。
「紙に書きだす」といいこと
- イライラや怒りがおさまって冷静になった時、振り返りありのまま書き出す
- 1日の終わりに、楽しかったことや感謝したいことを書き出す
\日常に癒やしは必須!/
「子供は100回言わないとわからないもの」
引用元「子育てのイライラ・怒りにもう振り回されない本」篠真希(すばる舎)
元々のハードルを高く設定していたつもりはなくとも、無意識に高くしてしまっていることってたくさんあります。
「わからなくて当然、なぜなら子供だから」
を常に頭の片隅に置いておくのが大事ですよね。
妥協することがストレス回避になる
〇時までに帰らなきゃ、○○しなきゃ、
という思いばかり先行すると「早くして!」となりがちですよね。
「あともう1回ね」
「あと5分でおしまいにしようね」
と一度譲って
愚図りの裏側にある子供の本当の気持ちをくみ取ることが近道だったりしますよね。
大人の常識やルールに無理やりはめ込もうとするより、
子供の願望を少しでもくんであげる姿勢が
結果的に親にとってもストレス・労力軽減につながることになったりします。
アンガーマネジメントで子育てのイライラを減らそう!
子育てのイライラをコントロールする本をご紹介しました。
- 子育てはイライラを感じる条件がそろっている
- イライラや怒りの発生源「ネガティブ感情」を日常でためこまない
- ピーク6秒間の自分にやりやすい対処法を考える
イライラはどうしようもないもの!とあきらめる前に
ぜひ一度読んでみてください。
子供と一緒に暮らせるのは実際には短い時間。
怒りなんかにとらわれないで、
子供の健やかな感情を育てながら、自分自身も笑顔で暮らしたいですね。
具体的な方法や叱る時のNGワードなど詳しく書かれています。
昨日よりも穏やかになれるはず!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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